こんにちは。
生徒さんから「フォーラウェイ・ホイスクの時にコネクションが離れちゃって、クローズドポジションにおさまらないんですが、どうしたらいいですか?」という質問がありましたので、ちょっと書こうと思います(質問のクオリティが高い!)。
コネクションが離れてしまう理由は、ステップに入るときに男性のヒップローテーションに女性が同じようにヒップローテーションしてしまうことにあります。つまり、腰と腰が追いかけっこしている状態になっているので、体が離れていきます。
ローテーション(回転運動)は、3種類あります。
①ショルダーローテーション、②ヒップローテーション、③ヘッドローテーションです。
注意する点は、1つのローテーションをするときに、残りの2つの場所の動きを意識することです。
具体的には、。①のショルダーローテーションの時は、ヘッドとヒップの部位は止めます(両方動いちゃダメ)。②のヒップローテーションの時は、ショルダーは止めますが(動かさない)、ヘッドは動きます。③のヘッドローテーションの時もショルダーもヒップも止めます(①と同じ。例外あり)。
冒頭の質問にあったフォーラェイホイスクを、タンゴを例に説明すると…
男性は、プロムナードポジション(PP)からクローズドポジション(CP)になる時には、ヒップローテーション、フォーラェイホイスクになる時にはショルダーローテーションを使います(ローテーションは、ヒップ→ショルダーに変化)。
女性は、PPからCPの時はショルダーローテーション、フォーラェイホイスクの時はヒップローテーションを使います(ショルダー→ヒップ。男性と逆)。
男性がショルダーローテーション、女性はヒップローテーションの組み合わせになることで(男女が逆の組み合わせ)、ホールドを止めたままでスムースにポジションを変えて踊る事ができます。歯車のかみ合わせのようなイメージです。 といっても、言うは易く行うは難しで、なかなか難しいと思いますし、一足飛びにというわけにはいかないのは皆さんご存じのとおりです(笑)。コツコツ練習しましょう!